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大切な人を想う日 〜グリーフケアの視点から〜vol.144

あっという間に2月13日。今日は母の命日だ。14年前の今日、まだ暗い夜に近い朝方、父親から連絡があり、タクシーに乗って病院に駆けつけたのを覚えている。

あれから14年。私自身は何も変わっていないような気がしているが、私を取り巻く環境は大きく変わったと言える。再び客室乗務員になり、3児の母になり、引っ越しもし、今はキャリア支援業務や講師業についている。あっという間の14年だが、振り返れば本当にいろんなことがあった。

そして、その経過を母に見てもらえなかったことは、本当に悔やまれる出来事と言っていい。母が生きていたら、私の変化をどんなふうに感じてくれただろうか。喜んでくれただろうか、それとも驚いたり心配したりしただろうか。そんなことを考えることが、今でも時折ある。

こうやってブログに書き出すことができるまでにも、かなりの年月が必要だった。書いてはいけない気がしていたし、暗い自分を見せたくない気もしたし、何を書いていいかすら分からなかった。でも、時間とともにいろんな学びがあり、「乗り越える必要はない」と気がついてから、少しずつ開示できるようになってきた。

試練を乗り越えようとすれば辛い道のりだけど、無理に乗り越えようとする必要なんてなくて、その思いを背負って生きていくのも有りなんだと気がついたのだ。

そう考えるようになってからは、母がより身近に感じられる気がする。忘れよう、乗り越えようではなく、心の中に一緒にいる感覚だ。「生きていたら今の私をみて怒っているだろうな」とか、「心配しているだろうな」とか、そんなことを思ったりする。なんせ完璧主義で、徹底した人だった。昭和時代の厳しさを持ち合わせた芯のある人だった。

だからこそ、尊敬していたし、私は母のようにはなれないと感じていたし、偉大だった。そして、時には親友のように相談し、いろんなところに出かけた。

母は亡くなることはない

なぜかずっとそう思っていた。その確信めいたものが崩れ去った時の喪失感というか、絶望感というか、寂しさは、亡くなってすぐではなく、だんだんと、節々に感じるのだ。

そして、私自身が母の立場も経験するようになり、「あの時の母はきっとこんな気持ちだったのだろう」と理解できるようになったこともある。あの頃は想像することもできなかった母の苦労や愛情の深さを、今なら少しは分かるような気がする。

人と別れるのは寂しい。
それが近い人なら近い人ほど寂しさは増す。
当たり前のことは当たり前ではないのだと心底思う。

その有り難さ、命をいただいて生きているという感覚。
それを大事にしながら、好きな人たちと過ごせる一時一時を、大事に、大切に過ごしていきたいと思う。

「大切な人に伝えたいことは何ですか?」

では、素敵な1日を☆By misa

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