「頭の中がずっと仕事のことばかり。」
「人間関係が気になって、何度も同じことを考えてしまう。」
「休んでいるはずなのに、頭だけはずっと働いている。」
そんな経験はありませんか?
私自身も、仕事が立て込んでいる時や
何か気になることがある時は、
気づくと頭の中がそのことでいっぱいになっていることがあります。
では、なぜ私たちの頭は何か一つのことで埋め尽くされてしまうのでしょうか。
実は、これには脳の仕組みが関係しています。
人間の脳は、自分にとって重要だと判断したことを優先的に処理するようにできています。
仕事の締め切り。
家族のこと。
お金のこと。
人間関係。
将来への不安。
「忘れてはいけない。」
「何とか解決しなければ。」
そう判断すると、脳は何度もその情報を思い返します。
これは危険を回避し、
生き延びるために備わった大切な機能です。
しかし、現代社会では命に関わる危険よりも、
「失敗したくない」
「嫌われたくない」
「もっと良くしたい」
といった心理的なストレスに対しても、
同じように脳が反応してしまいます。
その結果、考えてもすぐには答えが出ないことを、
何度も繰り返し考え続けてしまうのです。
心理学では、このように同じ考えが頭の中を巡り続ける状態を反芻思考(はんすうしこう、Rumination)と呼びます。
反芻思考は問題を解決しているように感じますが、
実際には同じ場所をぐるぐる回っているだけで、
気持ちがさらに重くなってしまうことも少なくありません。
だからこそ、大切なのは考えないようにすることではありません。
人は「考えない」と思うほど、
そのことを考えてしまうものです。
例えば、「その事は忘れてください」と言われると、
頭の中にはその事が浮かんでしまいます。
脳は否定形を理解するのが苦手なのです。
そこでおすすめなのが、意識を別の場所へ向けることです。
散歩をする。
軽く体を動かす。
好きな音楽を聴く。
本を読む。
家族や友人と話す。
脳に休憩時間を与え、視野を広げるための時間をつくる。
実際、ウォーキングや自然に触れることは
ストレスを軽減し、
創造性や問題解決力を高めることが研究でも示されています。
私も何か行き詰まると散歩へ出ることがあります。
歩いているうちに全く違うことを考え始め、
戻ってきた頃には「そうか、この方法があった」と自然に答えが浮かぶことが少なくありません。
ずっと机に向かっていた時には見えなかったものが、
少し距離を置くことで見えてくるのです。
頭の中がいっぱいになるのは真剣に毎日を生きている証拠です。
責任感があり、大切にしたいものがあるからこそ、考え続けてしまう。
だから、自分を責める必要はありません。
ただ、脳も心も休ませる時間がなければ、
本来の力を発揮することはできません。
仕事に休憩時間があるように、
思考にも休憩時間が必要です。
「今は考える時間。」
「今は休む時間。」
その切り替えができるようになると、
頭の中には少しずつ隙間が生まれます。
そして、その隙間こそが、
新しいアイデアや前向きな気持ち、
そして大切なものに気づくためのスペースになるのです。
あなたは今、頭の中が何でいっぱいになっていますか?
What’s occupying your mind the most right now?
素敵な1日を⭐︎By misa
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